博士!
\(a+a=2a\)が覚えられないんだけど。
ふむ、新しく出てきたからの。
覚えられなくても仕方がないかもしれん。
何か、いい覚え方とかないの?
すでに日常で使っているからの。
覚える必要はないのじゃ。
そうなの?
では、見ていこうかの。
数を数えてみよう
まず、1~20まで数を数えてみましょう。
- 1:いち
- 2:に
- 3:さん
- 4:し(よん)
- 5:ご
- 6:ろく
- 7:しち(なな)
- 8:はち
- 9:く(きゅう)
- 10:じゅう
- 11:じゅういち
- 12:じゅうに
- 13:じゅうさん
- 14:じゅうし(じゅうよん)
- 15:じゅうご
- 16:じゅうろく
- 17:じゅうしち(じゅうなな)
- 18:じゅうはち
- 19:じゅうく(じゅうきゅう)
- 20:にじゅう
さて、気がついたかの?
\(a+a=2a\)の覚え方について
20は、10+10からできている
「20」という数は、10+10からできているのは知っていると思います。10が2つあるので、20ですよね。
さて、「10(じゅう)」が2つで「20(にじゅう)」です。(じゅうに)ではなくて(にじゅう)なんです。
\(a+a=2a\)は、\(2a\)(に えー)ですね。20と同じで2が文字\(a\)の前に来るんです。
別の数字を見れば簡単になったことがわかる
普段自分たちが使っている数字は、アラビア数字という名前がついている数字になります。このアラビア数字になったことで、数を簡単に数えられるようになりました。
では、他の数字はどうでしょう。比較的簡単なローマ数字について見てみましょう。ゲームのシリーズ名で使用されているので、なじみがあると思います。
- 1:Ⅰ
- 2:Ⅱ
- 3:Ⅲ
- 4:Ⅳ(5-1)
- 5:Ⅴ
- 6:Ⅵ(5+1)
- 7:Ⅶ
- 8:Ⅷ
- 9:Ⅸ(10-1)
- 10:Ⅹ
- 50:L
- 100:C
- 500:D
- 1000:M
Ⅰ+Ⅰ=Ⅱで、「こっちの方が簡単なんじゃない?」と思うかもしれませんがそうではないです。
Ⅳ+Ⅶはいくつになるでしょうか?「Ⅺ(11)」ですね。数が小さいうちは問題ないのですが、例えば「1899(MDCCCXCIX)」とかになってくると数字を読み取るのさえ非常に難しいです。
このように、現在使われているアラビア数字になったことで、大きな数を簡単に表せるようになりました。
アラビア数字と考え方は同じ
10+20=30で間違いないですね。
\(a+2a=3a\)も同じように考えるとそれで問題ないです。
あとがき
これで文字の足し算ができるようになったかと思います。
数学は難しく考えなくてもすでにできるようになっていることがあり、ちょっと気がつくだけでわかることが多いです。ただ、気がつかなければ丸覚えする必要が出てきてしまうので苦手に思ってしまいます。
新しいことが出てきたら、「これって同じような考え方がどこかでなかったっけ?」と考えるようにしてみるといいでしょう。
また、他の数字が気になる人は、「数字 (ずかん):中村 滋 (監修)2019年」を見てみるといいかもしれません。
コメント